先日街でちょっと時間が空いたので献血しようといつも行っている献血センターへ。
結論から言うと献血開始から5分もしないうちに顔色が悪くなり直後 気を失いました。
しかも針が抜けてしまい着てたシャツは返り血を浴びたように血まみれに（笑）
今までこんなことはなかったのに、なぜ今回こんな事になってしまったのか自分なりに考えてみました。
献血中に気を失った。
当日は睡眠時間もいつも通り、食事も普通に食べてから行ったので、医師との面談も検査採血も全く問題なくそのまま採血に移ることになりました。
献血の際に起こり得る副作用
献血中に起こり得る副作用には主に2つあります。
1つ目はクエン酸反応と呼ばれる症状です。
クエン酸反応（citric acid reaction）成分献血の場合、血液が固まらないように抗凝固剤（クエン酸＋クエン酸ナトリウム）を加えながら採血していきます。クエン酸は、血液凝固に必要なカルシウムを捉えることで、凝固を防ぐ働きをしているため、体が一時的にカルシウム不足の状態になります。人によっては成分献血の最中に唇や手指に痺れを感じる場合がありますが、その多くはクエン酸反応によるものです。クエン酸は肝臓で速やかに代謝されますので、その流入速度を遅くすれば症状はすぐなくなります。
そして2つ目がVVR（血管迷走神経反応）です。
VVR（vaso vagal reaction：血管迷走神経反応）針を刺すことをきっかけとして、迷走神経が刺激され、心拍が遅くなり末梢血管の緊張が緩んで血圧が低下する副作用です。採血中または採血直後に出現し、血圧低下、徐脈、気分不良、吐き気、失神などが起こります。不安や緊張、睡眠不足や空腹などの誘引によって起こることがあります。
人間の身体には自分自身でコントロールできる領域とそうではない
自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分けることができ、
反対に副交感神経が活発になると血圧が下がり脈が遅くなります。
自律神経のバランスが崩れると迷走神経（心拍を遅くし血管の緊張を緩める神経）が緊張状態になり血圧が下がって脈が遅くなります。
すると身体に十分な酸素が行き渡らなくなり脳が酸素不足になってしまい結果とし
採血開始後5分以内に症状が出るのが最も多いのですが、中には採血終了後に突然症状が出る方もいるそうです。
なぜ副作用が出てしまったのか
当日は睡眠も食事もしっかり取っていて、採血前の医師との面談でも何も問題はありませんでした。
連日の暑さで少しバテていたのかもしれません。
採血本番の時いつもより針が痛く感じたのでその拒否反応なのかもしれません。
採血中断後に医師の先生と話した時も結局原因はわからずじまいでした。
自律神経は自分ではコントロールできないので厄介です。
副作用が出るとどうなるのか。
採血による献血者の健康被害は、軽微なものも含めると総献血者数の約1%（5～6万件／年）に発生しており、そのうち医療機関に受診する健康被害は総献血者数の約0.01%（700～800件／年）を占めています。
副作用が出たことは個人データにしっかりと記録され、全献血センターで共有されます。2回重症になると本人の健康・安全を考慮して2度と献血出来なくなるそうです。
採血途中に体調不良などで採血を中断した場合は日本赤十字社が手配したタクシーで自宅まで帰らなければなりません。その際の費用は赤十字社の負担となります。
また血液などで自分の衣類が汚れてしまった場合のクリーニング代も領収書を提出すれば
負担してくれるとのことでした。
まとめ
直前の検査採血でも医師との面談でも何も問題もなかったので、まさかこんな事になるとは誰も思ってませんでした。
『あれ、なんかおかしいかも…』と思ってから気を失うまでが早すぎて、もしこれが献血後の地下鉄のホームだったら…と思うとゾッとしました。
今回は結局原因不明でしたが、生活習慣を徹底的に見直すちょうどいい機会だと思うので、これから毎日の睡眠や食事・運動を記録しレビューしていくことにします。
しっかりと健康な身体を作りたいです。
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