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【沖縄観光情報】『ひめゆりの塔』アクセス方法・見学時間まとめ(沖縄県 糸満市)

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今日もたぶろぐ(@sawa_tablog)をお読みいただきありがとうございます。

さわ
沖縄観光というと北部のビーチリゾート美ら海水族館、那覇市内の国際通り首里城といったスポットを真っ先にイメージされると思います。その一方で沖縄県南部の糸満市には、太平洋戦争末期1945年の沖縄戦で若くして亡くなった「ひめゆり学徒隊」の方々の慰霊碑『ひめゆりの塔』が、その隣には『ひめゆり平和記念資料館』が建っています。

以前九州へ旅行した際に、同じく太平洋戦争末期に日本軍が行った特攻作戦の前線基地だった知覧と鹿屋へいき、実際に戦争で亡くなった方の写真や遺留品、家族へ残した手紙などを見て色々と考えさせられました。

▼その時の九州旅行の記録はこちらの記事でまとめています。

 【旅行記まとめ】2018年1月 九州3泊4日の旅(2018年九州旅行記その17)

2018年6月16日

今回『ひめゆりの塔』へ行ってみて、その時と同じような空気を感じました。

少し重い話題にはなってしまいますが、日本人として戦争の悲惨さを忘れず後世に伝えていくためにも訪れた方がいい場所だと思うので、ご紹介していこうと思います。

『ひめゆりの塔』とは

ひめゆりの塔

『ひめゆりの塔』とは沖縄県糸満市にある、太平洋戦争末期の沖縄戦の際に看護要員として動員された「ひめゆり学徒隊」で亡くなった方々のために建てられた慰霊碑のことです。

「ひめゆり学徒隊」とは、沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校から戦場に派遣された生徒222名・教師18名のことを指します。

「ひめゆり学徒隊」は240名のうち136名が戦場で命を落とし、中でも多くのひめゆり学徒隊が犠牲になった「伊原第三外科壕」の上に、終戦翌年の1946年ひめゆりの塔が建立されました。

1989年には『ひめゆりの塔』の隣に『ひめゆり平和祈念資料館』が開館し、戦争の悲惨さを後世まで残し・平和を祈り続ける場として整備されました。

『ひめゆりの塔』の場所

住所 〒901-0344 沖縄県糸満市字伊原671-1
電話番号 098-997-2100
営業時間・休館日 【年中無休】9:00〜17:00
入場料 無料※平和祈念資料館は有料(大人450円/高校生250円/小中学生150円)
交通アクセス 糸満バスターミナルからバスで約15分

『ひめゆりの塔』の行き方

①レンタカーで行く

レンタカー

ひめゆりの塔へ行く場合、最もポピュラーなのはレンタカーになるかと思います。

那覇空港からは約30〜40分ほどで行くことができます。

ひめゆりの塔周辺には無料の駐車場がいくつもあるので、停める場所に困ることはないと思います。

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②バスで行く

バス

ひめゆりの塔へは路線バスを利用して行くこともできます。

その場合は那覇市内から一旦、糸満バスターミナルへ行き、そこでひめゆりの塔へ行くバスへ乗り継ぎが必要となります。

那覇バスターミナル

▲ゆいレール「旭橋駅」直結の那覇バスターミナル

ここから89系統(糸満線)に乗って糸満バスターミナルへ向かいます。

那覇バスターミナルには89系統のバス乗り場がなんと3箇所あります。乗り場を間違えると大幅な時間ロスになったり、最悪の場合、糸満バスターミナルへ行けないこともあります。次の説明をよーく読んでください。

10番乗り場

▲89系統バス乗り場①「のりば10」

まずは「のりば10」ここにもちゃんと89の系統番号が書かれています。

注意書き

▲よく見てみると糸満線バス利用の方への注意書きが。

のりば10は糸満から出発し、壺川、開南を通過後、終点が那覇バスターミナルになる為、小緑・豊見城・糸満方面へは行きません。

のりば3は開南、壺川、旭橋・那覇バスターミナルバス停を通過し、小緑・豊見城・糸満方面へ向かいます。

尚、「旭橋・那覇バスターミナル」バス停は、開南、壺川の後に通過するバス停の為、のりば3から乗車するのと比較すると、乗車時間を短縮できます。

さわ
今いる場所が那覇バスターミナルなのに、終点が那覇バスターミナルだとか那覇バスターミナルを通過だとか、何がなんだかよくわからない!

3番乗り場

▲89系統バス乗り場②「のりば3」

「のりば10」の振り返ったすぐ後ろが「のりば3」ここにもしっかりと89の系統番号が書かれています。

すっかり混乱してしまった僕はちょうど「のりば3」にいた89系統のバスに乗車しました。

乗車後20分ほどして、車内アナウンスで「次は旭橋・那覇バスターミナル」と流れてやっと先程の注意書きの意味がわかりました。

旭橋バス停

▲89系統バス乗り場③「旭橋・那覇バスターミナル」バス停

那覇バスターミナルから道路を渡った反対側にもう1箇所バス停があり、ここから乗ることもできます。

つまり、糸満バスターミナル行きのバスは、那覇バスターミナルのりば3を発車後、市内の他の場所を回ってから再び那覇バスターミナルに戻ってきて糸満からへ向かうのです。

逆に糸満から来たバスは、那覇バスターミナルのりば10を通って、市内の他の場所を回ってから再び那覇バスターミナルに戻ってくるのです。

理解すればなんてことはないけど、ちょっとわかりにくい…。

ということで「のりば3」から乗車した僕は無駄に那覇市内を回ってから糸満へ向かったので60分ほどバスに乗ることになってしまいました。

糸満方面へ行く時は、那覇バスターミナルの向かい側にある「旭橋・那覇バスターミナル」バス停から乗るようにしましょう!

ちなみに89系統のバスは那覇バスターミナル発車後、ゆいレールの赤嶺駅も通過するので、那覇空港からそのまま行きたい場合は赤嶺駅でバスに乗り換える方がスムーズです。

糸満バスターミナル

▲糸満バスターミナル。ターミナルと言ってはいますが待合所があるわけでもなく、乗り場も1箇所とこじんまりした印象です。

バス時刻表

▲バス時刻表、糸満バスターミナルに着いたら82系統(玉泉洞糸満線)に乗り継いでひめゆりの塔へむかいます。

時刻表を見てもらうとわかるように、82系統は便数が少なく1時間に1本しか走っていません。しっかり計算して糸満へ行かないと、1時間近く待つはめになるかもしれないので注意が必要です。
ひめゆり平和祈念資料館は朝9時から開館しているので、開館に合わせて行くには8時30分のバスに乗る必要があります。

・那覇バスターミナル〜糸満バスターミナル

所要時間:約40分

運賃:590円

・糸満バスターミナル〜ひめゆりの塔

所要時間:約15分

運賃:330円

なので乗り継ぎがスムーズに行けば1時間少々920円で行くことができます。

バス待合席からの眺め

▲糸満バスターミナルのバス乗り場からの眺め

『ひめゆりの塔』の見学時間

ひめゆりの塔バス停を降りたら、徒歩1分でひめゆりの塔に着きます。

ひめゆりの塔自体は「伊原第三外科壕」「いわまくら碑」「刻銘碑」などと一緒に無料で見学することができます。

所要時間としては献花・黙祷などの時間を含めても10分もあれば十分だと思います。

併設されたひめゆり平和祈念資料館を見学する場合は入館料450円が別途必要となり、見学時間も1時間から2時間ほどは見た方がいいかと思います。

ひめゆり平和祈念資料館

▲バスを降りて少し歩くとひめゆりの塔に到着です。

献花販売店

▲入口には献花販売店が。一束200円で購入できます。

平和祈念資料館マップ

▲ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館の地図

ひめゆりの塔

▲ひめゆりの塔。どなたか先客が献花をされていたようです。

千羽鶴

ひめゆりの塔案内

▲ひめゆりの塔の案内。塔の正面には大きな穴が開いています。これはガマと呼ばれる自然にできた洞窟で、実際に戦時中ひめゆり学徒たちが使っていた外科壕です。

平和祈念資料館

平和祈念資料館

▲平和祈念資料館。ここから先は写真撮影禁止エリアになっています。

実際に平和祈念資料館にも行ってきました。

【沖縄観光情報】太平洋戦争の悲惨さを語り継ぐ『ひめゆり平和資料館』訪問記(沖縄県 糸満市)

2021年6月12日

まとめ

ということで今回は『ひめゆりの塔』のアクセス方法・見学時間についてご紹介をしました。

糸満〜ひめゆりの塔を結ぶバスの本数がとても少ないことや、併せて見学したい平和記念公園まで徒歩ではいけない距離(僕はバスで行き、時間に余裕がなかったので泣く泣く諦めました。)であることから、訪れる際はレンタカーを利用するのがおすすめです。

ひめゆりの塔・平和祈念資料館だけなら1〜2時間、平和記念公園や他の施設も併せて回るなら3〜4時間ほど見学時間を用意しておけば十分だと思います。

沖縄というと北部のビーチリゾート美ら海水族館、那覇市内の国際通り首里城といった観光スポットばかりに目が行きがちですが、太平洋戦争で地元住民も巻き込んだ地上戦が行われた場所、としての一面も沖縄は持っているので、その悲惨さを知るためにも「ひめゆりの塔」はぜひ訪れてほしいです。

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沖縄旅行に持っていきたい本

この記事はこちらのアプリを使って書きました

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